Qrio LockをバージョンアップしてQ-SL2 with Nature Remo3にしました。

今まで、事務所でQrio Lock Q-SL1を使っていましたが、Nature Remo3とBluetooth連携ができると聞いて、いてもたってもいられずQ-SL2に置き換えしました。


上記記事のように、Q-SL1さんはちょっと反応が鈍かったり、「施錠位置」「解錠位置」の判別が甘かったりしてました。スマホのアプリから施錠開錠すればログがちゃんと残るんですが、リアル鍵で施錠開錠すると解錠はロギングされるけど、施錠がロギングできず、頑なにスマホから操作しようとしない同僚が鍵を閉めたかどうかわからずに「あれ、うち出る時鍵閉めたっけ不安」が付き纏って夜も寝られず昼寝ていました。

Q-SL2はその点は完全に解決しており、スマホからでもリアル鍵でも、きちんとロギングされます。

「古橋崇史さんが(施錠|解錠)しました」が私がスマホで操作したログで、名前が書いてないのが同僚がリアル鍵で操作したログです。

「スマホで合鍵作ってやるでスマホ使ってクレヨン」とお願いしても「やだ。めんどい」とにべもないのでまあ仕方がないですが、きちんとスマホで合鍵つくて、名前管理しておけば、割と簡単に入退室記録付きセキュリティールームを作ることができるので、これは素晴らしいものだと思います。


Qrio Hubが不要になりました。

個人的にはこれが一番大きかったですね。前回Q-SL1を導入したときに同時にNature Remo2も導入したんですが、「こいつら、連携してくれるといいのに」と思っていたら三ヶ月ほどで「連携しました」とかニュースで出てきたので「えー」みたいな。

QrioアプリとNature Remoアプリを入れて、Natureの方から「Qrio Lockを追加」とかすると連携してすぐに動作します。

しっかり連携してますが、Nature Remoアプリ側からは「鍵の開閉」ができるだけで、ログは見えません。ログは「Qrio」アプリから見る感じになります。
あと、「Hey Siri 鍵を(閉めて|開けて)」ができません。
iPhoneの「ショートカット」にQrio Lockの操作をする項目が出てこないから。

そりゃそうだ。家の前に立たれて「ひらけごま」なんて言われてたまたま家の中にあるiPhoneなりHome Podなりが反応して家の鍵が開いたら問題ですわなも。できるのかもしれませんがしばらく挑戦してみましたができませんでした。

逆に「Qrio」アプリからは「鍵の近くにないと、Qrioアプリから開閉できません。」。外出時の遠隔操作はNature Remoで行うことになりますね。

外出時に「Qrioアプリから鍵の操作」をする場合は、Qrio HUBが必要なようです。

ちょいとチグハグな感じもしますが、全然便利です。


今、施錠されているのか解錠されているのかというステータスがわかるのは便利

小見出し通り。これは便利ですね。Q-SL1の時はログしか確認できなかったので、「今どうなっているか」がわかりづらかったんです。特に私の事務所は「リアル鍵の施錠」のロギングができなかったので特に。

Bluetoothに対応してくれたおかげで、これがわかるようになりました。

ただし、↓この状態、でも、「施錠されています」と出るので、「ちゃうちゃう、これ、施錠ちゃうでこれ」という状況はあり得ます。


確実に施錠するなら、バネで開閉するドアに後述のオートロック機能をONにするのが確実ですね。

Qrioアプリからは「Qrio HUB」経由でステータスを取得する(近接している場合はBTLEで取得する)、Nature Remoは自分でQrioとBTLE通信して取得する、と思うので、基本的には外出時はNature Remoアプリで確認することになります。

NarureRemoアプリからもQrioアプリからも両方でステータスを確認したい場合は、Nature Remo3と、Qrio HUBの両方を導入する必要があるのでしょう。(しっかりと検証はしてません)でも両方購入する意味はもはや無いので、Nature Remo3連係だけで十分だと思いますよ。


iPhoneとAndroid両方にQrioアプリを入れておくと、Apple Watchからの操作ができないかも

私はアンドロとiPhone持ちなので、両方の端末にQrioアプリを入れていますが、AppleWatchでQrio Lockを操作しようとすると、

「他の端末が接続されているかもしれません」

みたいなメッセージが出て、Watchから鍵の開閉ができません。

どちらかの端末が干渉しているのでしょう。原因の検証はしていませんが、2台持ちの方はご注意を。


オートロックと近接オート解錠が便利。でもリアル鍵と併用していると難あり。

Q-SL2には写真のような黒いセンサー(Lockの右の黒いやつ)がついていて、これをドアが閉まった時にQrio Lockと接近するように設置すると、ドアを閉めたときにオートロックできるようにもなります。

あと、スマホが近づいてきたとき、自動で解錠される機能も。

ただ、一つ難があって、同僚が「スマホでロックはせぬ」というポリシーの人だと、この機能はとても嫌がられる可能性があるので注意ですね。
「めんどい」の一言。

結局この手のデバイスの運用で発生する「難」というのは人由来が多いんですよね。同僚、寝てる時にロボットに改造したろかしらん。

まずは私どもの同僚には「セキュリティとは。ガバナンスとはなんぞや」というところから啓蒙したいと思います。


Qrio Lockを他人に譲渡するときは「セキュリティコード」も必要です

ということで、先代のQ-SL1は他のところに嫁入りすることになりましたが、ブツを譲渡するとき、「セキュリティコードが書いてある紙」が必須です。
これがないと、再設置時にスマホとペアリングができません。たぶん。

これ、どこに置いたか忘れちゃって、販売元の「Qrio株式会社さん」に問いあわわたところ

「セキュリティコードの再発行は有料になります」

とのことなので、

「あ、死ぬ気で探します」

本棚の裏に落ちてました。

デバイス買って、箱とか全部捨てちゃう人は他人に譲渡される際にはご注意を。


大変便利です。

と、いうことで、大変便利です。できることは1と2と変わらないですが、使い勝手はとてもよくなってます。

Qrio Lock買うならぜひNature Remo3も一緒に買いましょう。