OSX Yosemite & El CapitanのiCloud Driveに、ターミナルのコマンドラインからアクセスする方法。

  Dropboxのフォルダにターミナルからアクセスして、gitコマンドを使うなりされている方は多かろうと思いますが、同じことがYosemiteのiCloud Driveでもできないか模索してたら、できることが判明しました。 iCloud Driveのパスは

/Users/[ユーザ名]/Library/Mobile Documents
以下からのようです。  
※2016/11/10 追記 コマンドラインから普通にMobile Documentsとタイプしてもcdできないので、以下のように書きます(Yosemite, El Capitanでは行けたきがするけどSierraではだめみたい)。 cd ‘Mobile Documents’ こっちの書き方でもいいみたい cd Mobile\ Documents/ ※2016/11/10 追記 ここまで
  “Mobile Documents”直下は、iPhoneアプリなどの「iCloudにデータを保存する」タイプのアプリに割り当てられているらしく、中身を覗いてみると、それらしきディレクトリ名が並んでいます。
略~com~goodiware~GoodReader/ 略~com~square-enix~FF6/ 略~com~square-enix~dq8j/
等々。ファイナルファンタジーとかドラクエのセーブデータをiCloudに保存するとここに保存されるわけですね。なるほど。 Finderの”iCloud Drive”フォルダとは、実際のところは
Mobile Documents/com~apple~CloudDocs/
以下と結び付けられているようです。
bash-3.2$ cd $HOME/Library/Mobile\ Documents/com~apple~CloudDocs/ bash-3.2$ mkdir hogehoge
“com~apple~CloudDocs”ディレクトリ直下にhogehogeなどとフォルダを作成すると、 001 このように、”hogehoge”フォルダがiCloud Drive内に作成されます。   002 iCloudのサイトからも、”hogehoge”が出来ていることがわかります。 $HOME/Library/Mobile\ Documents/com~apple~CloudDocs/にシンボリックリンクを張って簡単に出入りできるようにしておくと良いでしょう。

ただひとつ、気になることが。

“tmp” という名前のフォルダを作成すると、Finderの”iCloud Drive”からはアクセスできるのですが、iCloudのサイトからはtmpフォルダ自体が見えないようになっているようです。 “tmp”という名前はiCloud内部で予約語になっているのかもしれません。 “tmp”の名前を使う場合はちょっと気をつけないといけないかもしれませんね。]]>