損保ジャパン、4000人削減するそうです、と、「ITによって仕事が奪われる」件について。

細かくニュースを見れば人員削減のニュースはもっとたくさんあるんだろうけど、知名度と数字的にインパクトがあるので目にとまりました。

損保ジャパン、4000人削減=ITで効率化、介護分野などに配転

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6327880

損害保険ジャパン日本興亜が2020年度末までに、従業員数を17年度比で4000人程度減らす方針であることが24日、分かった。全体の約15%に相当する。ITを活用し、業務の効率化を進める。余った従業員は介護などを手掛けるグループ企業に配置転換し、新卒採用も抑える。希望退職者の募集は予定していない。

2020年度末って言ったらもう来年度末ですよねえ。

4000人って言ったら私の住んでいる町(2300人)より多いから、それだけの数の人が配置転換となると、なかなかのインパクトがあるなー、という実感です。

「ITを活用し、業務を効率化する」ということで、いわゆる「ITによって職が奪われる」に属する話かと思うんですが、「配置転換」とのことなんでまだマシか、、、と思いきや、望まない配置転換も無きにしも非ずなので、それなりの人数が退職するんだろうなあ、、、という感触であります。

「単純な仕事は全部ロボット/コンピュータに奪われるから、人間はもっとクリエイティブな仕事をしていかなければ」という論調はよく聞きますが、さて、どうなることでしょうねえ。

人間の「得手 / 不得手」と、コンピュータ・ロボットの「得手 / 不得手」が補完しあえるようなふうになるといいんですが、得手と得手がぶつかりあったら正直、いまどきはコンピュータの方に軍配が上がりつつあるわけで(休む必要がない・品質が均一、、、等)、やっぱり人間の方が退場する、、、ことになっていくのかもしれません。

「人間」という大きなくくりで見たときの「得手 / 不得手」でなく、個人レベルで見た場合でも「得手 / 不得手」があるわけで、個人レベルの「得手」がコンピュータにとっても「得手」であり、そのおかげで本当に人間から仕事が奪われることが起こり得るなら、もっと真剣に人間の方が身の処し方を考えた方がいいのかもしれません。多分今後社会的に「コンピュータ / ロボットを使わないことにする」といてう選択はないのでしょうから。