こんな記事を読みました。
下の記事は上の記事を承けての記事ですが。
私は意識高い低いで云々する考えはありませんが、自分がIT業界人になってからの15年を振り返ってみるとこんな感じですかね。
20歳
- 1年 メインプログラマ
- 1年 普通のプログラマ
- 6年 プログラマ兼SE
28歳
29歳
35歳
そういうわけで、(イマココ)の状態が、上のブログの方のようにCEOとか社長、とか華々しくないのが寂しい限りですねw
私は特に意識高い系ではなかったんですが、初年度1年目の「メインプログラマ」があったからこそ、今の自分があるのは確かです。その一年間でプログラマのイロハから、デスマーチ、チーム内の劣悪な人間関係、SEのPGいじめ、無理難題をふっかけてくる顧客、全然スケジュール管理できないプロマネ、等、いいことも悪いことも(どちらかと言うと悪いことを)凝縮して体験することが出来ました。
なんか、採用してきた人が一週間で逃げちゃった、とか、鳴り物入りで来た人がぜんぜん鳴らなかった、とか面白い事が起きて、新卒の私がメインプログラマになっちゃったんですけどね。
良い経験も大切ですが、悪い経験、失敗した経験のほうが成長します。悪い経験・嫌な経験をしながらも、何とか成果を上げる。それで地力が付きます。そのレベルの地力がついたら、そのレベルより低い嫌な経験なんて屁でもないですよ。
冒頭のブログは「三年」で云々されていますが、私が入った中小規模のSI会社はたいてい3ヶ月〜半年くらいで派遣先が変わったりしましたので、そういう業態ならば、
先に行った派遣先でダメダメでも、次の派遣先でなんとか挽回、とかができます。そういう意味では、ずっと同じ人間関係・環境が続く会社とはまた違う処世がありますね。
それでも、案外狭い世界なので、十年もいると、界隈に名前と評判が知られてきます。「ダメ判定」を下されて辛い思いをするよりは、何かビジョンを持って日々を過ごしたほうがいいでしょう。
社会人になって五年も経てば壁にぶち当たるものです。若いうちは知らず知らずのうちにその壁を越えていることもあるかもしれません。
何者かになりたいのなら、壁を越え、なりたいものにたどり着く道を歩むことが必要です。
私は35歳になって改めてその道と壁が見えてきた感じですが、もっと若いうちにその道とその向こうの壁が見えたなら、皆さんがその時にその壁を超える勇気を持てていることを祈ります。
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