ミミズコンポストを運用する 0日目(コンポスト制作)

「そうだ、ミミズコンポストを作ろう!」 という思いが再燃してきたので、早速作ってみました。

ミミズコンポスト とは?

ミミズコンポストとは、ミミズによるコンポスト(堆肥)生成、つまり、ミミズを使って生ごみから堆肥を作りだすシステムのことです。家庭から出る生ごみをミミズが食し、その糞を堆肥として再利用する大変エコなシステムです。 ミミズが作り出す肥料はとても良質なものらしく、家庭菜園やプランター栽培とかをしている人にはミミズコンポストがうまく運用できるととても有用でしょうね。 エコだエコだ江古田と言われている昨今ですが、こういった生き物系のエコシステムはひと手間かかるせいか、イマイチ盛り上がりませんね。 まあ、高層マンション暮らしで堆肥が生成できてもどないすんねん、という話はありましょうが。  

ケースを作る

制作全般、以下のサイトを参考にさせていただきました。篤く御礼申し上げます。
ミミズコンポスト
コンポスト用に用意したのは奥行き50cm幅40cm程度の衣装ケースです。 IMG_6485 値段をケチったので500円くらいの厚みが薄いケースです。ちょっと薄すぎるんじゃないかと心配。 これの底に、12個ほど穴を開けていきます。電動ドリルにて。 IMG_6487   横っ腹にも通気口を開けていきます。チュインチュインと調子に乗っていたら案の定、 IMG_6488 割れました。 IMG_6489 ので、補修しました。 やっぱりちょっとケースの厚さが薄すぎましたね。おそらくじきに買い換えることでしょう。  

土を入れる

続いてケースに腐葉土を入れていきます。 指南書(お手本にさせていただいたサイト)には、新聞紙だのピートモス(水草)だの落ち葉だのダンボールだのを入れると良いと書いてありましたが、ちょうど我が家で落ち葉を集めて畑の肥料を作っている場所があったので、そこから腐葉土を失敬してきました。 こんな感じの腐葉土。 IMG_6494 ちょっと掘り起こすといいかんじのふかふか感が出てきます。ここに住んでいるミミズもチラホラと顔を出します。 次いで、指南書にもあったおがくずも投入。 IMG_6497 ケースの底から25cmくらい、腐葉土とおがくずを入れて混ぜます。  

いよいよミミズ投入

の前に、土に水を含ませます。 指南書によると、75%まで水分を含ませてもOK、とのことなのですが、75%って言われてもねぇ・・・という感じなので、釣り用ミミズの袋の中の水分量より少し少なめの水分含有量にしておきました。腐葉土がだいぶ水分を含んでいたし、そもそも腐葉土の中にミミズがいたりしたのでそのままでも良かったかもしれません。 まあ適当に水を入れて土をかき混ぜます。 IMG_6499 釣り用のミミズを計8箱投入。約4,000円。 ・・・あるサイトを読むと、この手の釣り餌でコンポストを始めるのは長い道のりだ・・・とか言ってたりしますが、気にしない気にしない。とにかく早く形にしたかったのですよ。(せっかちなもので) ちなみに、釣り餌のミミズでなく、コンポスト用にミミズを販売している業者さんもあります。 だいたいミミズ500gで4,000 – 5,000円前後、というところが相場のようですね。
市販のみみずコンポスト容器
情報提供御礼申し上げます。 ページ下部にミミズ販売業者の紹介があります。なんでもミミズを高値で売りつけるようなけしからん悪徳業者も居るらしいので、ミミズコンポスターを志す人は気をつけないといけません。 ※以下、ミミズ本体の写真が含まれます ここまでの工程でコンポストの完成までは残すところミミズを投入する作業だけなので、ミミズ画像を出すまでちょっと行間をあけておきます。 っていうか、ミミズコンポストに興味があってここまで読んでるような人はミミズ見ても平気な人ですよね〜。                           すわ! 投入! IMG_6502 左上の水色のは私が釣りで愛用している「ミミズちゃん熊太郎」です。ミミズのベッドとして土じゃなくて紙かなんかを使っていますね。水色が爽やかで、あんまり臭わないのが特徴。 とはいえ、右下の「天然 みみ助」も初めて買いましたが臭いません。昔(20年以上前)は市販のミミズも結構な臭いがしたような気がするんですけどね。   では、頑張ってくれたまえ、君たち。 IMG_6503 上の野郎はオビのあたりに小さな子どもがくっついていますね。 ここまで手間をかけてコンポストを作ってみると、「ミミズなんてただの魚の餌」くらいにしか思っていませんでしたが、可愛く見えてくるもんです。不思議なものですね。 ミミズはだいたい3-4ヶ月で世代交代するそうなので、来年の渓流釣りで今回育て始めたミミズたちの子孫で釣りができると考えるとちょっとした感慨を覚えますね。 と、いうことで、これからコンポストがどうやって育っていくか、ちゃんと我が家の生ごみを処理してくれる奴らに育つのか、乞うご期待(誰が)。 昔作ったぬか床に通じる楽しさがありますね。全く逆の用途ですが。今度はぬか床のように途中でダメにさせちゃったりしないようにしたいと思います。   もっと詳しくミミズコンポストについて知りたい人は以下の書籍をどうぞ。 あの「進化論」で有名なダーウィンもミミズの研究をしていたようですね。   ]]>